フランソワ・P・ジュルヌの時計を買取してもらうには。

フランソワ・P・ジュルヌの時計を買取してもらう場合の注意事項

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フランソワ・P・ジュルヌはF・P・ジュルヌと略されることがある。時計ブランドの名称であるがもともとはその創業者の名前でもある。
フランソワ・ポール・ジュルヌは、時計師としては若輩であったが、アブラアン・ルイ・ブレゲ、アンティード・ジャンヴィエなどを筆頭とする才能豊かな腕時計製作の巨匠たちが活躍をした黄金時代、すなわち18世紀に関心を抱き、時計作りへの情熱を掻き立てていたのである。
当時の巨匠たちが利用することのできた手段や技術は、現在よりはるかに限られたものだったはずなのに、偉大な時計を作り上げたことに感銘を受け、20歳になるとトゥールビヨンを装備したポケットウォッチの製作に取りかかったほどだ。
やがて時計師として独立するためにヴェルヌイユ通りに工房を構え、時計に精通した特別のコレクターたちは、足繁く通って世界に一点しか存在しない逸品製作を依頼するようになったのである。

そのうち、数多くの賞を受賞し、独自に模索を重ねてきた研究開発にも拍車がかかり、高級ジュエリーや高級時計の分野で有名な一流ブランドから、革新的なムーブメントの開発や製作を受注するようになった。
たとえば、ミステリー・クロック、シンパティック・クロック、さらには、一点もののハイジュエリー・ウォッチのための精巧で複雑な機構などである。
スイスから寄せられる注文の増加に応えるために多くの時計ブランド向けにムーブメントを製作する工房の設立を考えたのも頷ける。
ジュルヌの時計はあまりにも複雑なため、買取りして再販するにはそれ相応の知識が必要とされた。
現在であれは時計の買取りサービスなど探すといくつもあるが、当時はまだ正しい価値に基づく買取りができる人を探すことも難しかったであろう。
ジュルヌは時計師として、時計を設計する技術者として、時計の歴史や技術に関する自身の豊富な知識を時計産業のために役立てたいとも願ったのである。
一方、伝統を踏まえながらも革新性を兼ね備えた新しい発想と技術に基づいた現代的な腕時計を提供したいという夢も抱いていた。
ジュルヌは、時を計る道具である時計が表現している科学と工芸の独特の世界を深く追求することにより、永い時計の歴史を永遠のものへと変化させ、時計作りの過去と未来とを見事に橋渡しできる人物でもある。
1999年、F.P.Journe、フランソワ・ポール・ジュルヌという自らの名前に、Invenit et Fecit(発明し製作した)というラテン語の言葉を添えたコレクションを発表した。
コレクションは、最初から最後まで彼自身が考案したオリジナルばかりで、厳密なクラフトマンシップによって製作され、独創的な技術と優れた性能により、世界初の腕時計として脚光を浴びたのである。

フランソワ・P・ジュルヌの主要なモデル一覧